搭載ペイロード全6機の支援に加え、複数ペイロード放出インフラも初導入
民間主導の商業利用拡大を加速させる契機に

宇宙産業における総合的なサービスを展開するSpace BD株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:永崎 将利、以下「Space BD」)は、2026年6月に打上げが予定されている「H3ロケット6号機(30形態試験機)」において、搭載される全6機のペイロードの打上げインテグレーション支援を担当したことをお知らせいたします。

このうち4機は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(以下「JAXA」)との基本協定*1に基づき、当社が「H3ロケット相乗り打上げサービス」として相乗り枠を提供するものであり、 日本の基幹ロケットにおける初めてのケースとなります。
また、同時に搭載されるJAXA「革新的衛星技術実証3号機」の超小型衛星2機についても、当社が搭載支援を行いました。

30形態試験機フェアリングにデザイン予定の各機関・ペイロードのミッションロゴ
上:「革新的衛星技術実証3号機」ロゴ(提供=JAXA)、下:Space BDが相乗り枠を提供する各機関・ペイロードロゴ

◾️H3ロケット相乗り打上げサービスで打上げ予定の4機のペイロード

開発機関

ペイロード(衛星)名称

概要

国立大学法人九州工業大学(代表)、JAXA、東京都市大学、関西学院大学、金沢大学、東京科学大学、福井大学、株式会社コシナ、セーレン株式会社

VERTECS

可視光の宇宙背景放射を観測する6Uサイズの衛星。JAXAが実施する「産学官による輸送・超小型衛星ミッション拡充プログラム(JAXA-SMASH)*2」のもとで開発を実施。同プログラム第1回輸送サービス事業者として当社が選定を受け、打上げを支援。

株式会社BULL

HORN-L

HORN-R

スペースデブリ低減に必要な「PMD(Post Mission Disposal)装置」の宇宙実証のための衛星。文部科学省の令和4年度補正予算「中小企業イノベーション創出推進事業(フェーズ3)」に採択。

Unseenlabs SAS

(フランス)

BRO-22

海上船舶監視のための無線探知に特化した衛星コンステレーションを構成する1機。

*2 現在は「JAXA宇宙技術実証加速プログラム(JAXA-STEPS)」へ再編

参考:各機関との取り組みについて

◾️複数のペイロード放出を可能にする新たな技術インフラ

これら多様なペイロードの搭載・放出を実現するため、日本の基幹ロケットでは初となる、1つの搭載ポートから複数ペイロードを放出するための「インターフェースプレート」と、放出信号を分配する「シーケンサー」を導入します。これらは、株式会社中央エンジニアリングおよび、オランダのInnovative Solutions In Space(ISISpace)社の協力のもと開発実装を行いました。


1つの搭載ポートから複数ペイロードを
放出するための「インターフェースプレート」


開発協力:株式会社中央エンジニアリング

中央エンジニアリングは、宇宙機・ロケット・防衛分野において、構造設計・解析・製造・試験支援までを担うエンジニアリング企業で、インターフェースプレートの詳細設計、製造、環境試験対応、ならびに射場での組立および引き渡し支援まで担当しています。

◾️Space BD株式会社について

Space BDは、日本の宇宙ビジネスを、世界を代表する産業に発展させることを目指す「宇宙商社®」です。2017年の創業以来、宇宙への豊富な輸送手段の提供とともに国際宇宙ステーション(ISS)をはじめとする宇宙空間の利活用において、ビジネスプランの検討からエンジニアリング部門による技術的な運用支援までをワンストップで提供しています。技術力に立脚した営業力・事業開発力を礎に、多様なキャリアバックグラウンドを持ったメンバーが、宇宙を活用した官民の事業化支援・事業変革、教育分野などに事業を展開しています。
2026年1月現在、衛星取り扱い数100件超に加え、620を超える宇宙空間での実験実績を重ねています。
 

社  名    :    Space BD株式会社
本  社    :    東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 日本橋三井タワー7階
代  表  者    :    代表取締役社長 永崎 将利
設  立    :    2017年9月1日
事業内容    :    宇宙における各種サービス事業・教育事業
U R L    :    https://www.space-bd.com/