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2020年12月25日

Space BD、ワープスペース社製超小型衛星「WARP-01」において
地上での全工程を終え、同機のJAXAへの引き渡しを完了
2021年初旬の打上げに向け地上での最後の調整が終了

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宇宙産業における総合的なサービスを展開するSpace BD株式会社は、株式会社ワープスペースの衛星「WARP-01」の国際宇宙ステーション(ISS)日本実験棟「きぼう」からの超小型衛星放出案件において、各種技術調整、各環境試験等を終え、無事に国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)へのフライトモデル(※1) の引き渡しが完了したことをお知らせいたします。今後WARP-01はISS補給船に搭載され、2021年初旬に打上げられる予定です。

 

画像:WARP-01©ワープスペース社

 

ワープスペースは、地上へ大量な衛星データを伝送するための通信インフラの不足を、光通信技術によって解決することを目指しています。同社の初号機となるWARP-01は1Uサイズ(108mm x 110mm x 113.5mm;重さ1.33kg以下)で、同社が開発する新しいバス部を搭載し、その実証をメインミッションとしています。

今回実証するバス部は、ワープスペースが筑波大学と共同開発した新しい機器(UHF通信モジュール、電力供給モジュール、GPS受信機を搭載したオンボードコンピュータモジュール)です。将来、経済的な価格で市場に提供していくことを見据えた初の軌道上実証となります。
サブミッションとして、地球と宇宙の写真撮影、430MHzのアマチュア無線バンドを活用した無線環境の解析、搭載されたマイクロSDカードを用いたシングルイベントアップセット(SEU)(※2) の測定を予定しております。

また、WARP-01はワープスペースの将来のビジネス展開を見据えた、商業的なミッションも担っています。一般募集にてWARP-01に搭載する物品のアイデアを募り、その中から記念品であるチタン製の「ウェディングメモリアルプレート」を選定し、搭載しています。

Space BDは2018年8月のプロジェクト発足以来、打上げ機会の確保・各種技術調整、各環境試験結果の評価、官辺手続等、ISSへの打上げに必要となる安全審査・適合性確認審査の通過に向けた一貫型のエンジニアリングサービスを提供してまいりました。引き続き、衛星の放出まで、本ミッションを成功させるべく、尽力してまいります。

本案件は2018年に当社がJAXAより超小型衛星放出事業者として選定された後、最初に受注した案件です。2018年8月24日の同案件受注に関するプレスリリースはこちら

 

(※1)実際に宇宙に打ち上げられる機器。

(※2)高エネルギーの宇宙線(宇宙線陽子、重イオンなど)が半導体デバイスに入射した時、ビット内情報が反転する現象。この現象はコンピュータ誤動作(ソフトエラー)等の原因になり得る。

 

Space BD エンジニアリング事業部 マネージャー 横山 裕和のコメント

「この度、ワープスペース様の衛星を無事JAXA様へ引き渡すことができ、大変嬉しく思います。また、本衛星はワープスペース様が現在計画されている光通信サービスの実現に向けた第一歩であり、その一端をご支援できたことをとても光栄に感じます。 これから補給船の打上げ等大きなイベントが残っておりますが、ここで改めて気を引き締め、衛星の放出までしっかりとサポートさせていただきます。」

 

■ Space BD株式会社について

宇宙商社®であるSpace BDは、2017年9月の創業以来、「日本発で世界を代表する産業と会社をつくる」ことを目標に掲げ、宇宙の産業化を促進していくためのサービスを展開しています。衛星の打上げ・国際宇宙ステーションの利活用を主軸とした「ローンチサービス事業」、衛星・部品コンポ開発者を主な対象とする「衛星機器・試験設備等の輸出入事業」、宇宙飛行士を1つのロールモデルとした起業家育成・人材教育を提供する「教育事業」という3つの大きな事業展開をベースに、宇宙の利活用に関する幅広い事業を国内外で展開しています。

 

■ 本件に関するお問い合わせ

 

プレスリリースについて

  • Space BD株式会社
  • コーポレート部門(原)
  • Mail: pr@space-bd.com
  • TEL: 03-6264-7177

ユーザーインテグレーションについて

  • Space BD株式会社
  • エンジニアリング事業部(担当:横山)
  • Mail: info@space-bd.com
  • TEL:03-6264-7177